【剣道部】昇段審査会で四段合格/全日本都道府県対抗剣道優勝大会秋田県予選会で健闘

 この度、剣道昇段審査会(初段~五段)が実施され、剣道部の吉田 晴香さん(応用生物科学科4年)が昇段審査に臨み、見事、四段に合格しました。吉田さんは、練習時間や場所など練習環境が制限される中、学業と両立しながら基本技の稽古を繰り返し、稽古を休むことなく継続したことで、今回の結果に結びつきました。

 吉田さんを指導する保坂 静夫 さん(剣道教士七段)によると、「昇段審査は実技と試合を二回、日本剣道形および学科試験を実施する。剣道の有効打突=気剣体一致の条件である「充実した気勢」、「適正な姿勢」をもって「竹刀の打突部で打突部位」を「刃筋正しく打突」し「残心あるもの」、というな諸条件を満たしたうえで、有効打突の一本ができているかどうかが合否の重要なポイント。吉田さんは、審査の試合では攻めて、先をかけて、鋭く打ち切った技が出されたことが高い評価につながった。」と解説いただきました。また、「大学を卒業して社会人になっても、剣道を継続して頑張ってほしい!」と吉田さんにエールを贈りました。   
 

昇段審査会で四段に合格した吉田 晴香さん

稽古に励む吉田さん(左)

吉田晴香さんのコメント

 今回の結果は、これまで培ってきた技術や知識があったからこそだと思います。同時に、審査までにご指導してくださった保坂先生や共に稽古に励んできた方々、審査当日にもたくさんの先生方にご指導いただきました。関わってくださった全ての方々の支えにより、更に技術を高められ、本番では稽古の成果を十分に発揮できました。心より感謝しております。そうした意味も含め、四段昇格はとても嬉しいことであり、これから生きていく上での自信となったものの一つです。社会人になってからは稽古に参加できる機会が減ってしまうと思いますが、これまで剣道で出会ってきた方々に感謝の心を忘れず、これらの出会いも大切に、日々精進していきます。

全日本都道府県対抗剣道優勝大会 秋田県予選会

 令和7年1月18日、秋田県立武道館で、「全日本都道府県対抗剣道優勝大会秋田県予選会」が開催されました。大学生の部に斎藤 彩汰さん(生物生産科学科3年)が出場し法政大学の強豪選手と対戦しました。惜しくも0-1で敗退しましたが、保坂先生によると、「強敵相手に真っ向勝負し、相手の出頭を狙った面を打ち、見せ場を作った。試合中攻められても、構えが崩れなかったのが良かった。今後の活躍を大いに期待します!」と激励しました。

指導する保坂静夫さん(剣道教士七段)のコメント

 剣道部は少人数で毎週月曜日と土曜日に秋田キャンパスの体育館で練習しています。決して満足のいく練習環境ではありませんが部員全員、一生懸命に頑張っています。卒業して社会に羽ばたいても、剣道が持つ礼儀正しさや相手を敬う気持ちをもって、大学の理念でもある真理探究と幅広い視野、柔軟な発想、豊富な創造力をもった、これからの時代に必要な大きな人物になって欲しいと思っております。

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