本学卒業生が秋田牛枝肉共励会でチャンピオン賞を受賞しました

 

 本学の挑戦する卒業生、寿牧場で活躍する 益子 佳緒里さん(令和5年3月、生物資源科学部アグリビジネス学科卒/家畜資源利用推進プロジェクト)が、秋田県産黒毛和牛のブランド「秋田牛」の品質を競う秋田牛枝肉共励会で、最高賞・チャンピオン賞を受賞しました。

 秋田牛枝肉共励会は、秋田牛ブランド推進協議会と県食肉流通公社が主催し年2回開催され、枝肉の重さやロース芯面積、さしの入り具合や肉の色合いなどを審査・評価します。

 今回は、秋田県内の農家・団体から計53頭が出品され、枝肉の平均重量は548.2kgで、益子さんの枝肉は643kgもありました。肉付きが良く、ロース芯面積は115㎠でトップクラスに大きく、格付け等級は最高の「A5」、さしの入り具合を示すBMS値も最高の12、全体の作りや肉質の良さが際立っていました。

 最高賞を受賞した益子さんは、「夏場の猛暑や出荷直前などに食欲が落ちた時は、牛の様子をよく観察し、周囲に相談しながら餌の種類や量を調節するなど対応しました。秋田県立大学で学んだの知識や肥育技術がチャンピオン賞という結果に繋がり本当に嬉しいです。」と語りました。



秋田牛とは

 「秋田牛」は、秋田を象徴する「米」をキーワードにしたブランド牛で、県産牛ブランドとして平成26年10月にデビュー。お米を与えた牛のお肉は、通常の飼料を与えた牛のお肉よりもやわらかく、多汁性があり、旨みが強く、脂の口溶けが良いことが特長です。秋田牛ブランド推進協議会に登録された生産者により育てられ、黒毛和種(去勢及び未経産の雌)であること、肉質が3等級以上であること、最長飼養地が秋田県であること、エサとして米を一定量給与していること、という基準を全て満たした牛肉です。