「ソウゾウの森大会議 2024」が開催されます

 ソウゾウの森会議は、「自分らしい生き方を想像し、秋田という風土のなかでの働き方を創造する人々が集う場」です。2024年は、大館市・鹿角市・秋田市にて、合計5回のソウゾウの森会議を開催してきました。各地域の歴史や文化を学びながら、「湧き出す多様性」、「失敗から学ぶ」、「私の暮らしをつくる」、「だれしもが活躍できるように」といったテーマについて、県内外からの参加者とゲストが活発に意見を交わし、この土地で豊かに暮らしていくための企てをたくさんソウゾウしてきました。

 今年度の各地でのソウゾウの森会議で芽生えたアイデアや想いが出会い、混ざりあって新しいソウゾウにつなげていく場として、11月30日に「ソウゾウの森〈大〉会議2024」を開催します。会場は、秋田市のにぎわい交流館AUです。
今回の大会議のプログラムも大充実。ろう者と聴者をつなぐ「ミニ異言語脱出ゲーム」のアイスブレイクにはじまり、今年度のソウゾウの森会議の主催者たちによる振り返りセッション、森の活用・アイデアの持ち寄り、地域の学び、などの分野から、各地の盛り上げに携わるゲストたちによるパネルディスカッションと続きます。

 後半には、株式会社Q0が手掛ける「秋田のデザインリサーチ」と連携し、「ソウゾウの森になる」と題したワークショップを行います。これから広がる秋田の可能性をみんなで想像し、そこで私がやりたいことを創造し、そして全体で共有しながら「ソウゾウの森」を育てていきます。デザインリサーチから、秋田のどんな未来が見えてきて、そこに「私」はどう関わることができるでしょうか。みんなで意見を出し合いながら考えていく時間です。

 終盤のパネルディスカッションは、「混ざりあうソウゾウ」をテーマに、ソウゾウの森会議の母体となっているCOI-NEXT『森の価値変換を通じた、自律的な豊かさの実現』拠点事業において、秋田のこれからに思いを馳せるすべての人々が持っている経験、知識、技術などをどのように混ぜあわせていけるのかを話し合います。出てきたアイデアを、私たちは、どんな具体的な行動に落とし込んでいけるでしょうか。
 ソウゾウの森大会議は、これまでソウゾウの森会議にご参加いただいたすべての方々にとっての、ちょっと早目の「忘年会」のようなイベントです。ぜひ、秋田の未来をソウゾウする者たちの大会議にお集まりください!



日時

 令和6年11月30日 土曜日 13:00~18:00
 (※12:15受付開始) 

会場

 会場名:にぎわい交流館AU 3F 展示ホール
 住所:秋田県秋田市中通1丁目4-1
 アクセス:徒歩/秋田駅西口から10分
      バス/千秋公園入口(広小路側)、中通一丁目または中通二丁目(中央通り側)からすぐ
      車/秋田駅西口から2分(駐車場有 隣接している「なかいち駐車場」をご利用ください

内容

・テーマ
 「混ざりあう森」

・問い
 ソウゾウの森会議で生まれた新しいアイデアを、私たちはどんなふうに混ぜ合わせられるだろう。
 そこからどんな秋田の未来をソウゾウできるだろう。

・プログラム
13:00-13:10 オープニング

13:10-13:40 アイスブレイク「ミニ異言語脱出ゲーム」
 ろう者と聴者をつなぐコンテンツづくりを手がけている菊永さんのファシリテートのもと、手話や身振りで情報交換をしたり、動画の手話表現をもとにパーツを選んで組み立てたりと、チームで協力して謎を解き、ミッションをクリアする内容です。それぞれの違いを尊重しながら、みんなでつながる感覚を体感します。

13:40-14:30 パネルディスカッション1「それぞれのソウゾウの森会議」
 2024年度も、秋田県内各地で計5回の会議を開催してきました。それぞれの地域やテーマをもとに、個性豊かな会議をデザインした4名の地域主催者に一同に会してもらい、各回を振り返るとともに、ソウゾウの森会議が共通して生み出してきた体験や場に集う参加者間の交流、今後を見据えアップデートしていくためのポイントについて議論します。

14:30-15:30 パネルディスカッション2「各地のプレイヤーと、秋田の未来をソウゾウする」
 日本各地で活動する登壇者の取り組みを紹介してもらい、自然環境や文化面など多角的な視点から、全国における秋田の立ち位置を考察します。「森林」「都市と地方の循環」「ヨソモノ」といった、各登壇者の取り組みを表すキーワードの意味を探りつつ、地域の共通性や地域間連携の可能性などもふまえ、地域を支えるために不可欠な活動は何なのか、議論を深めます。

15:30-15:40 会場転換

15:40-17:00 ワークショップ「ソウゾウの森になる」
 秋田の地域起業家やユニークな活動を見える化した「ディスカバーマップ ※」をもとに、グループに分かれてディスカッションを行います。もっと深く知りたいと思った発見や、明日から起きる新たな行動の一歩が見つかることを目指し、マップを眺めながら、これから広がる秋田の可能性をみんなでソウゾウしてシェアしましょう。

17:00-17:15 パネルディスカッション3「混ざりあうソウゾウ」
 ソウゾウの森会議は、秋田での心地よい暮らし方を想像し、自分らしい働き方を創造する場として開催してきました。私たち一人ひとりのソウゾウが出会い、混ざり合うことで、どんな新しい発想が生まれてくるでしょうか。どんな創造的な企てを考えられるでしょうか。沖縄科学技術大学院(OIST)にてCOI-NEXTに取り組むゲストと一緒に、地域が変容していくために必要な、アイデアや視点の有機的な混ざりあい方を探ります。

17:55-18:00 クロージング

定員

 100名

参加費

 会議:無料

参加申込

 次のURLよりお申し込みください。
 「ソウゾウの森大会議 2024」を開催します(情報発信サイト「ソウゾウの森」)
  https://akita-sozonomori.com/news/20241025/

問い合わせ先

 国際教養大学 応用国際教養教育推進課
 MAIL:research@aiu.ac.jp
 TEL:018-886-5905

ソウゾウの森会議とは

 ソウゾウの森会議は、自分らしい生き方を想像し、秋田という風土のなかでの暮らし方と働き方を創造する人々が集う場所です。
 参加するひとりひとりを木に見立て、回を重ねるなかでお互いの成長を感じ合いながら、やがてみんなでひとつの森(=生態系)をつくっていくというイメージです。
 その森から、自分らしい生き方をする人たち、創造的な仕事をする人たちが自然発生的に生まれてきたら素敵じゃないでしょうか、そんなことを思い描いています。