【秋田版スマート農業モデル創出事業コンソーシアム】第6回研究会を開催しました
7月12日(金)、秋田キャッスルホテルにて、「秋田版スマート農業モデル創出事業コンソーシアム 第6回研究会」を開催し、コンソーシアム会員など約100名が参加しました。
今回の研究会は、「高知県のIoP(Internet of Plants)が導くNext次世代型施設園芸農業への進化プロジェクト」をテーマに、高知県から行政及びキュウリ生産者等5名を招聘し、講演をしていただきました。
高知県農業振興部の岡林IoP推進監からは、「これまでの経験と勘だけではなく、データに基づく環境制御(ハウス内の温度や光などを制御すること)を組み合わせた場合、収量が5%から40%に増加した」、「施設園芸はデータ駆動型管理に最適であり、データに基づいて栽培管理を毎日改善できる」などといったデータ駆動型農業の取り組みの現状や長所をお話していただきました。
また、キュウリ生産者の方からは「データ共有グループを結成したことで 、若手農家間での競争意識を持ち始めた」、「ほ場に直接行かなくても、他生産者の環境状況を把握・比較することで、自身の栽培管理に自信が持てた」といった話をしていただきました。
総面積190ヘクタール、大学附属農場の中で全国一の規模を誇る本学アグリイノベーション教育研究センターは、先端技術で、労働力不足・後継者不足など秋田の農業の課題解決を目指し、スマート農業の普及、人材育成等に取り組んでおります。本イベントは、今後のスマート農業に対する教育、人材養成、研究に大いに参考となるイベントとなりました。
会場の様子
高知県農業振興部 IoP推進監 岡林 俊宏氏
高知県幡多農業振興センター 主任 原 隆夫氏
一般社団法人黒潮町農業公社 事務局長 篠田 真也氏
高知県四万十市 キュウリ生産者 松田 翔平氏
高知県黒潮町 キュウリ生産者 池内 健太氏