【いつでも青春キャンパス】シニア大学生中間報告&おばあちゃんトークショーを開催
令和7年3月29日(土)、あきた芸術劇場ミルハスにおいて、本学と秋田魁新報社が県民の生涯学習支援と地域活性化、健康寿命の延伸を目指し連携・展開する生涯学習プログラム『いつでも青春キャンパス』で学ぶシニア大学生の中間報告、吉本興業史上最高齢の72歳で芸人としてプロデビューされた「芸名:おばあちゃん(78歳)」と、秋田県住みます芸人 ちぇす さんとのお笑いトークショーを開催を開催しました。第1部 シニア大学生によるキャンパスライフ中間報告
昨年3月に実施した入学試験(理科・国語、面接等)を突破し入学した、65歳~75歳までの「シニア大学生」14人が登壇し、これまで取り組んできた研究や学習の成果、サークル活動の状況など一人ずつ学生生活を報告しました。カメムシが嫌う臭いを研究中の伊藤慎吾さん(66歳)は「県立大での生活は宝物のような素晴らしい時間。得意なタロット占いを学生に披露し大盛況だった。学生の喜んだ顔を見るとこちらもほっとして嬉しかった」と語りました。その他、「若い学生たちと受ける授業はとても有意義で楽しい」「学園祭での納豆汁・コーヒーを提供したことが思い出」「学ぶことの大事さをこれからの生活に生かしていきたい」などといった声が聞かれ、学生生活の充実ぶりが窺えました。シニア大学生は今後、5月末に予定している最終の卒業発表会に向けて、研究活動の成果やキャンパスライフの総仕上げを行い、報告書の取りまとめ作業に入ることにしております。
【満員御礼】ご来場ありがとう ございました
主催者挨拶 秋田県立大学 福田裕穂 学長
PCR技術を駆使した病気の同定
野生酵母の探索と米粉パンの開発
第2部 おばあちゃん&ちぇす お笑いトークショー
吉本興業所属の芸人「おばあちゃん」による『年だからこそ、できること!』と題したトークライブも行われました。おばあちゃんは、小学生の頃から病気の母親に変わって家事を引き受けました。38歳でステージ4のがんを告知され、働きながら抗がん剤治療を続け、47歳で大学を卒業。会社も定年まで勤め上げた後、退職後の第2の人生に「お笑い芸人」を選んだ波乱万丈の経歴を持ちます。おばあちゃんは、舞台に登場して、「私がマイクに触れると点滴に見えますが、マイクです~」「けっして老人が病院と間違えて迷い込んだのではございません~」このつかみから始まり、「朝おきて 今日も元気だ医者通い...」などのシルバー川柳を披露すると、800席が満席で埋まった客席は大きな笑いに包まれました。
おばあちゃんは人生100年時代を楽しく生きる秘訣について、「年だからって考えないで、誰が何と言おうとやりたいことはやる。高齢者、頑張りましょう!」と呼びかけました。
本講演会を通して、何歳になっても新しいことに挑戦することの大切さや生きることの素晴らしさを感じていただけましたら幸いです。
吉本興業所属の芸人「おばあちゃん」
心温まるトークで聴講者を魅了しました
おばぁちゃんに力をもらう素敵な時間でした
シニア大学生1期生卒業生の姿もありました