2013,08,04, Sunday
現在,本学は前期試験の真っ只中.
図書館は座席の確保が困難なくらい賑わっている.
最後の追い込みなのだろう.
ということで,2回目はペース配分について.
レースは,序盤,中盤,終盤に区分できる..
常に同じペースで漕ぐのが,最小のエネルギで最大の効率が得られる.
つまり,序盤=中盤=終盤が理想形.
しかしながら,人間は機械ではないので,現実的には各区分での作戦(小技)が必要となる.
まずは序盤.
漕手は進行方向とは逆に向いて漕いでる.
したがって,序盤で前に出れないと,他のクルーが見えずに,気持ちの面でつらくなる.
逆に,少しでも前に出ることができれば,対戦相手を見ながら悠々と漕げる.
このため,スタート直後にスパート(スタートスパート)をかける.
スタートは静止状態のボートを加速するため,レンジを短くして,ストロークレートを上げて漕ぐ.
スタートスパートは,スタートと同じレートの維持が理想.
ただし,フルレンジで漕ぐので,一気に負荷が増える.
負荷が増して心拍数が上がり過ぎると,序盤だけで燃え尽きてしまう.
なので,スタートスパートの本数は予め決めておくのではなく,漕手の状態を見ながら調整する.
他艇よりも少しでも前に出ることができれば,即座にコンスタントレートに落とす.
この見極めがコックスにとって最も難しいと思う.
また,整調は,序盤でクルーのリズムを作らなければならない.
中盤は,コンスタントレートを維持して定常漕を続ける.
コンスタントレートはクルーによって微妙に違うので,コックスと整調は,自分たちのクルーが最もコンスタントに艇速が出せるのレートを,レースまでに見極めておこう.
中盤でミドルスパートをかけるクルーもあるが,リズムを乱すというリスクもあるので,できれば避けたい.
序盤でリードを奪っていれば,ミドルスパートは必要ない.
ただし,他クルーがミドルスパートをかけて差を詰めてきた場合は,コックスは艇間の距離を漕手に伝えつつ,水中を強調して,艇速を上げるようにつとめたい.
負けている場合は,ここで逆転するしかないので,レートが上がり過ぎて空回りするこをに十分注意しながら,ミドルスパートを繰り返す.
ミドルスパートのレートは,コンスタントレートから2枚(回/分)上げるくらいが目安.
終盤はラストスパートで力を使い切る.
夜越しの金は持たないという気持ちで使い切る.
ただし,決勝以外でレースが残っている場合は,力を残しておくために,中盤のコンスタントレートのまま漕ぎ切る.
ボートでは,終盤での逆転劇はほぼない.
予選では見かけるかもしれないが,決勝のように各クルーのパワーが均衡するような状況では,逆転はないということを意識して漕がなければならい.
これは,終盤で出られていれば最後は諦めるしかないという意味ではなく,序盤,中盤で少しでもリードすることが重要ということである.
終盤で力を使い切って勝ち抜くために,序盤と中盤がある.
その意識で,試験勉強ではなく,日々の練習を積み重ねて,レースに望みたい.
図書館は座席の確保が困難なくらい賑わっている.
最後の追い込みなのだろう.
ということで,2回目はペース配分について.
レースは,序盤,中盤,終盤に区分できる..
常に同じペースで漕ぐのが,最小のエネルギで最大の効率が得られる.
つまり,序盤=中盤=終盤が理想形.
しかしながら,人間は機械ではないので,現実的には各区分での作戦(小技)が必要となる.
まずは序盤.
漕手は進行方向とは逆に向いて漕いでる.
したがって,序盤で前に出れないと,他のクルーが見えずに,気持ちの面でつらくなる.
逆に,少しでも前に出ることができれば,対戦相手を見ながら悠々と漕げる.
このため,スタート直後にスパート(スタートスパート)をかける.
スタートは静止状態のボートを加速するため,レンジを短くして,ストロークレートを上げて漕ぐ.
スタートスパートは,スタートと同じレートの維持が理想.
ただし,フルレンジで漕ぐので,一気に負荷が増える.
負荷が増して心拍数が上がり過ぎると,序盤だけで燃え尽きてしまう.
なので,スタートスパートの本数は予め決めておくのではなく,漕手の状態を見ながら調整する.
他艇よりも少しでも前に出ることができれば,即座にコンスタントレートに落とす.
この見極めがコックスにとって最も難しいと思う.
また,整調は,序盤でクルーのリズムを作らなければならない.
中盤は,コンスタントレートを維持して定常漕を続ける.
コンスタントレートはクルーによって微妙に違うので,コックスと整調は,自分たちのクルーが最もコンスタントに艇速が出せるのレートを,レースまでに見極めておこう.
中盤でミドルスパートをかけるクルーもあるが,リズムを乱すというリスクもあるので,できれば避けたい.
序盤でリードを奪っていれば,ミドルスパートは必要ない.
ただし,他クルーがミドルスパートをかけて差を詰めてきた場合は,コックスは艇間の距離を漕手に伝えつつ,水中を強調して,艇速を上げるようにつとめたい.
負けている場合は,ここで逆転するしかないので,レートが上がり過ぎて空回りするこをに十分注意しながら,ミドルスパートを繰り返す.
ミドルスパートのレートは,コンスタントレートから2枚(回/分)上げるくらいが目安.
終盤はラストスパートで力を使い切る.
夜越しの金は持たないという気持ちで使い切る.
ただし,決勝以外でレースが残っている場合は,力を残しておくために,中盤のコンスタントレートのまま漕ぎ切る.
ボートでは,終盤での逆転劇はほぼない.
予選では見かけるかもしれないが,決勝のように各クルーのパワーが均衡するような状況では,逆転はないということを意識して漕がなければならい.
これは,終盤で出られていれば最後は諦めるしかないという意味ではなく,序盤,中盤で少しでもリードすることが重要ということである.
終盤で力を使い切って勝ち抜くために,序盤と中盤がある.
その意識で,試験勉強ではなく,日々の練習を積み重ねて,レースに望みたい.
| ボート | 17:21 | comments (x) | trackback (x) |
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