2014,08,09, Saturday
梅雨が明け,秋田にも暑い夏が到来した.
この日の最高気温は32度に達し,今夏一番の暑さを記録した.

アクアパルに朝9時集合.
2時間の昼休憩を挟んで夕方6時まで,ひたすら漕ぎ続けた.
ボートは力学のスポーツである.
オールのブレードが支点,ハンドルが力点,クラッチが作用点となる.
個々の漕手は,作用点に対して,最大の推進力を得られるように漕ぐ.
力は直接的には見えないので,ブレードの動きで漕ぎを確認する.
ブレードの動きは,力点となるハンドルでコントロールする.
ハンドルが描く理想的な軌跡を下図に示す.

脚と腕を伸ばし,上体が前傾した状態をセットという.
セット状態から,ゆっくりとフォワードに向う.
フォワード中は,上体と腕は同じ姿勢を保つ.
脚を曲げることにより,船尾方向に体を進める.
脚が最大に屈曲した地点でエントリに移る.
腕の力を抜くと,オールの自重でブレードが入水する.
無理に力を入れると,ブレードが深く入り過ぎる.
エントリの最後状態がキャッチとなり,水を掴む.
ブレードの内側で水を掴んで,ドライブに入る.
ドライブでは,ハンドルを船首方向に移動させる.
ハンドルに体重を乗せて,ぶら下がるイメージ.
ドライブ中は,ブレードを一定の深さに保つ.
つまり,ハンドルの軌跡は水平になる.
脚が3分の2程度開いた時点から,上体の振り始める.
上体のスイングに連動して,腕を引く.
ハンドルが胸の手前にくれば,水中からブレードを抜く.
ハンドルを目一杯下げて,高くブレードを抜く.
リリースは,高ければ高いほど良い.
高くリリースできれば,フェザリングは要らない.
フェザリングの功罪として,リリースが甘くなることがある.
リリース後は,上体を前傾させながら,腕を伸ばす.
ハンザウェイ(Hands Away)の動作である.
ハンザウェイが終われば,セット状態に戻る.
セットまでの一連の動作は,迅速かつ俊敏に.
さてここで,フォワード中の軌跡に注目して欲しい.
ハンドルの位置は,フォワードが進むにつれて上がっていく.
これは,エントリに向けてブレードが水面に近づくことを意味する.
ブレードが水面に近ければ近いほど,素早いエントリが実現できる.
しかし慣れないうちは,フォワードでハンドルを上げるのは難しい.
ブレードが下がり過ぎて,水をひっかけてしまうからである.
逆に,フォワード中にハンドルが下がる漕ぎをよく見る.
セット以降に上体の前傾角が大きくなり,体が寝てしまうことに起因する.
ハンドルが下がると,フライアップになる.
フライアップは,エントリの遅れ,深いキャッチ,短いレンジの原因となる.
この軌跡を描くためには,艇のバランスも重要となる.
バランスを取り,艇の横揺れをなくして,理想曲線を描いてみよう.
次回の強化練習は,レガッタ1週間前の8/30に予定している.
暑さもピークを通り過ぎている頃だろう.
この日の最高気温は32度に達し,今夏一番の暑さを記録した.

アクアパルに朝9時集合.
2時間の昼休憩を挟んで夕方6時まで,ひたすら漕ぎ続けた.
ボートは力学のスポーツである.
オールのブレードが支点,ハンドルが力点,クラッチが作用点となる.
個々の漕手は,作用点に対して,最大の推進力を得られるように漕ぐ.
力は直接的には見えないので,ブレードの動きで漕ぎを確認する.
ブレードの動きは,力点となるハンドルでコントロールする.
ハンドルが描く理想的な軌跡を下図に示す.

脚と腕を伸ばし,上体が前傾した状態をセットという.
セット状態から,ゆっくりとフォワードに向う.
フォワード中は,上体と腕は同じ姿勢を保つ.
脚を曲げることにより,船尾方向に体を進める.
脚が最大に屈曲した地点でエントリに移る.
腕の力を抜くと,オールの自重でブレードが入水する.
無理に力を入れると,ブレードが深く入り過ぎる.
エントリの最後状態がキャッチとなり,水を掴む.
ブレードの内側で水を掴んで,ドライブに入る.
ドライブでは,ハンドルを船首方向に移動させる.
ハンドルに体重を乗せて,ぶら下がるイメージ.
ドライブ中は,ブレードを一定の深さに保つ.
つまり,ハンドルの軌跡は水平になる.
脚が3分の2程度開いた時点から,上体の振り始める.
上体のスイングに連動して,腕を引く.
ハンドルが胸の手前にくれば,水中からブレードを抜く.
ハンドルを目一杯下げて,高くブレードを抜く.
リリースは,高ければ高いほど良い.
高くリリースできれば,フェザリングは要らない.
フェザリングの功罪として,リリースが甘くなることがある.
リリース後は,上体を前傾させながら,腕を伸ばす.
ハンザウェイ(Hands Away)の動作である.
ハンザウェイが終われば,セット状態に戻る.
セットまでの一連の動作は,迅速かつ俊敏に.
さてここで,フォワード中の軌跡に注目して欲しい.
ハンドルの位置は,フォワードが進むにつれて上がっていく.
これは,エントリに向けてブレードが水面に近づくことを意味する.
ブレードが水面に近ければ近いほど,素早いエントリが実現できる.
しかし慣れないうちは,フォワードでハンドルを上げるのは難しい.
ブレードが下がり過ぎて,水をひっかけてしまうからである.
逆に,フォワード中にハンドルが下がる漕ぎをよく見る.
セット以降に上体の前傾角が大きくなり,体が寝てしまうことに起因する.
ハンドルが下がると,フライアップになる.
フライアップは,エントリの遅れ,深いキャッチ,短いレンジの原因となる.
この軌跡を描くためには,艇のバランスも重要となる.
バランスを取り,艇の横揺れをなくして,理想曲線を描いてみよう.
次回の強化練習は,レガッタ1週間前の8/30に予定している.
暑さもピークを通り過ぎている頃だろう.
| ボート | 06:36 | comments (x) | trackback (x) |
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