卒業生インタビュー(佐藤 樹 氏)
農業者にとって必要な知識、観察眼、実践力
どれも大学の研究室で鍛えていただきました。
私は大学卒業後、秋田県の農業研修制度で2年間花卉・野菜について研修し、その後実家である(有)まこと農産に入社しました。入社後は、主にミニトマトや小菊の栽培管理をしておりました。現在は代表取締役として畑から経営まで全般を管理しています。大学時代は植物保護研究室に在籍し植物ウイルスについて藤先生にご指導いただきました。農業現場では病気や害虫の初発を見逃すと、その後の管理や出荷物の品質に大きな影響を及ぼすので、そういった観察眼を研究室で鍛えていただきました。出来るだけ化学農薬を減らす為に耕種的防除や微生物資材を活用するなど、大学時代からこれからの農業者にとって必要な知識を得ることが出来ました。
また、ご指導いただいた藤先生からは農業者にとって特に必要なこととして、自分の意見を発言することの重要性をご教授いただきました。こんにち私が地元JAの理事や自社商品であるいぶりがっこを海外に発信出来ているのも、大学時代の教えがあったからだと感じています。これからも常識にとらわれない様々な事に挑戦して、自分の可能性を広げていきたいです。